保育士試験の実技に合格しましたが、登録が必要だと聞きました。どうすれば良いのでしょうか。
実技試験に合格して合格通知が届いても、そのままにしておいては正規の保育士になれません。
保育士として働くには、保育士登録を済ませ、登録証をもらう必要がありますので、その方法と手順を解説します。
保育士登録の手順
保育士登録の手順は以下のようになります。
- STEP1「保育士登録の手引き」の取り寄せ
- STEP2 返信用封筒と切手を用意
- STEP3 手数料の払い込み
- STEP4 申請に必要な書類の用意
- STEP5 申請書類の提出
- STEP6 保育士証の交付
それらを順を追って説明します。
保育士登録申請手続きを行うには、「保育士登録の手引き」が必要なため、それを登録事務処理センターから取り寄せます。
その際、下記のものを用意します。
- 返信用封筒:1枚 角形2号(A4用紙が折らずに入るサイズ)
- 返信用封筒に貼る切手:請求部数に応じた郵便料金(切手の額は、請求する「保育士登録の手引き」の部数によって変わります。1部:140円、2~3部:250円、4~6部:390円)
注意点:宅配便会社のメール便でのお取り扱いはできません。日本郵便による郵送のみのお取り扱いとなります。
- 送信用封筒の宛先に「〒102-0083 東京都千代田区麹町1-6-2 アーバンネット麹町ビル6階 登録事務処理センター」と記入し、必要金額分の切手を貼ります。
- 送信用封筒ならびに返信用封筒に、赤字で「保育士登録の手引き○部」と請求内容を明記します。
- 返信用封筒にあなたの住所、郵便番号、氏名を記入し、請求部数に応じた郵便料金の切手を貼ります。
- 切手を貼った返信用封筒を、送信用封筒に入れます。返信用封筒は折りたたんで入れてもかまいません。
- 送信用封筒に封をし、郵便ポストまたは郵便窓口から郵送します。
登録事務処理センターから「保育士登録の手引き」が郵送されて来たら、手数料を支払います。
用意するもの
- 登録人数分の手数料:登録1人当たり4,200円
- 「保育士登録の手引き」に同封されている専用の払込用紙
手数料払込の手順
手数料を払い込みは次の手順で行います。
- 専用の手数料払込用紙にある住所・氏名を記入する3箇所に、申請者本人の住所、氏名を記入します。
- 郵便局に行き、窓口で払込手続きをします。手数料は、払込用紙1枚につき1人分を払い込みます。 ※ATMでの払込手続きはできません。必ず窓口で手続きをしてください。
- 振替払込請求書兼受領証(払込用紙の真ん中の部分)と、振替払込受付証明書(払込用紙右側の部分)を受け取り、両方に郵便局の日付入り受付印が押印されていることを確認します。
※振替払込受付証明書(払込用紙右側の部分)は、保育士登録申請に使用します。
※振替払込請求書兼受領証(払込用紙の真ん中の部分)は、保育士証が届くまで大切に保管してください。申請書類の不着等郵便事故の際、手数料払い込みの確認のため、登録事務処理センターに提示を求められることがあります。
保育士登録申請に必要な以下の書類をいずれか1つ用意します。
- 保育士登録申請書 :「保育士登録の手引き」に同封されています。
- 振替払込受付証明書 :「保育士登録の手引き」に同封されている手数料払込用紙のうち、右端の部分を上記 保育士登録申請書の裏面に全面糊付けしてください。
- 保育士となる資格を証明する書類の原本 次の1~5のうち、いずれか1つの書類
- 保育士(保母)資格証明書:平成15年11月28日までの資格取得者に交付されていた書類。
- 指定保育士養成施設卒業証明書:平成15年11月29日以降の資格取得者に交付される書類です。 ※卒業証書、通常の卒業証明書とは別の書類ですので、ご注意ください。
- 保育士養成課程修了証明書:平成15年11月29日以降の資格取得者に交付される書類です。(指定保育士養成施設を卒業後、科目等履修により保育士養成課程を修了した場合)
- 保育士試験合格通知書:保育士試験合格者に送付される通知書。
- 平成17年度までに交付された以下の書類のうち、連続した3年間で全科目合格していることが確認できるもの。
5については、複数枚数での提出となります。
- 保育士試験一部科目合格証明書 (平成15年度まで交付)
- 保育士試験一部科目合格通知書 (平成16年度より交付)
5の場合、以下から保育士登録申請書別紙をダウンロードして印刷および記入し、添付してください。
書類を下記宛てに郵送します。その際、必ず郵便局の窓口から「簡易書留」で郵送します(宅配便は不可)。
〒102-0083 東京都千代田区麹町1-6-2 アーバンネット麹町ビル6階 登録事務処理センター
保育士証は、申請先の都道府県による審査、決定を経て、定められた事項が各都道府県の備える保育士登録簿へ登録された後に交付され、登録事務処理センターから簡易書留郵便で郵送されます。
申請の受け付けから保育士証交付までの期間は、おおよそ2カ月です。
申請書類を郵送してから3カ月以上経過しても保育士証が届かない場合や、書類不備等の何らかの連絡がない場合は、登録事務処理センター問い合わせ先まで連絡しましょう。
問い合わせの際は、以下の書類を事前に用意しましょう。
- 申請書類を郵送した際、郵便局窓口で発行された「書留郵便物受領書」
- 手数料払い込みの際に郵便局窓口が受付印を押印した「振替払込請求書兼受領証」(手数料払込用紙の真ん中の部分)
まとめ
保育士登録を申請して、保育士証を手に入れないと、保育士資格の必要な職に就くことはできません。
実技試験に合格したら速やかに登録申請しましょう。
登録の手順
- 切手を貼った返信用の角2封筒を「〒102-0083 東京都千代田区麹町1-6-2 アーバンネット麹町ビル6階 登録事務処理センター」に送って「保育士登録の手引き」を取り寄せる。
- 「手引」に同封されている専用の払込用紙手数料で手数料4,200円を支払う。3カ所に住所・氏名を記入するのを忘れずに。振替払込請求書兼受領証と、振替払込受付証明書を受け取り、両方に郵便局の日付入り受付印が押印されていることを確認する。
- 必要書類をいずれかの中から1つを、〒102-0083 東京都千代田区麹町1-6-2 アーバンネット麹町ビル6階 登録事務処理センター宛てに郵便局窓口から必ず「簡易書留」で郵送する(宅配便は不可)。
- 保育士(保母)資格証明書:平成15年11月28日までの資格取得者に交付されていた書類。
- 指定保育士養成施設卒業証明書:平成15年11月29日以降の資格取得者に交付される書類です。 ※卒業証書、通常の卒業証明書とは別の書類ですので、ご注意ください。
- 保育士養成課程修了証明書:平成15年11月29日以降の資格取得者に交付される書類です。(指定保育士養成施設を卒業後、科目等履修により保育士養成課程を修了した場合)
- 保育士試験合格通知書:保育士試験合格者に送付される通知書。
- 平成17年度までに交付された以下の書類のうち、連続した3年間で全科目合格していることが確認できるもの。
保育士となる資格を証明する書類に記載されている氏名と現在の氏名が、婚姻等により異なる場合は、戸籍抄本が必要です。
書類に問題がなければ、申請から2カ月ほどで保育士証が届きます。
申請書類を郵送してから3カ月以上経過しても保育士証が届かない場合や、書類不備等の何らかの連絡がない場合は、登録事務処理センター問い合わせ先まで連絡しましょう。
問い合わせの際は、以下の書類を事前に用意します。
- 申請書類を郵送した際、郵便局窓口で発行された「書留郵便物受領書」
- 手数料払い込みの際に郵便局窓口が受付印を押印した「振替払込請求書兼受領証」
特殊なケースの場合の説明は→登録事務処理センター
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