保育士実技試験「言語」合格体験と「造形」合格作品[攻略法]

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質問者

保育士試験の実技試験で「言語」と「造形」を受験しようと思っています。体験をお聞かせください。

そんなあなたのご要望にお応えします。

保育士試験の実技は、点数の基準が良くわからない、とよく言われます。

たとえば、音大出身の人が「音楽」で落ちたとか、プロのイラストレーターが造形で受かったけど、ギリギリだったとか。

「完璧にできたと思ったのに落ちた!」

「たくさんミスしてもう駄目だと思ったけど、意外に高得点!」

なんていう話はたくさんあります。

そこが保育士試験実技の摩訶不思議なところですね。

私も令和3年前期試験で、その不思議を体験しましたので、報告したいと思います。

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待望の合格通知

2021年8月2日、保育士試験の合格通知が届きました。

筆記については、[保育士試験合格体験記]5私はこうして合格した!【筆記試験編】をすでに記事にしております。

実技についての、「造形に関する技術]の練習方法と時短のための3つのポイント!実際41点で合格した筆者が解説と、保育士の実技試験「造形に関する技術」対策、注意点、おすすめ色鉛筆をご覧いただければ幸いです。

筆記は2回、実技は1発合格という結果でした。

「言語」試験に関しては30点が合格ラインですが、筆者は何とか31点で合格という思ったより厳しい採点でした。

実技試験「造形」「言語」の合格体験記も併せてご覧ください。

外側を見ただけでもオレンジ色なら合格とわかる。「保育士として業務に就く場合〜」との表記でも合格が知れる。

自信があったのに「言語」はギリギリの合格!

「言語」の実技試験風景

「音楽」「言語」「造形」の中で、一番落ちるのが言語だと聞いたことがあります。

はっきりした証拠があるわけではないですが、確かに、言語で落ちたという話をよく聞きます

一番、受験者数が多いからかもしれませんが。

音楽は、ピアノが弾けないとダメだし、弾き歌いとなるとハードルが高いです。

最も、子供のころにピアノを習っていたという方も、相当数いると思うので、「音楽」が「言語」の次に受験者数が多いように思います。

「造形」は、やっぱり絵が苦手という方も多いし、なにより、お題が当日出されるということで、敬遠されるのかなと思います。

2次試験で、それぞれの受験時間を記した用紙が配られましたが、「造形」が極端に少ないなと感じました

その点、お話なら、誰でもできますからね。

「言語」が人気なのもわかりますが、実は、これが意外に手ごわいです。

「音楽」と「言語」を選んでいる方がもっとも多そうですが、ピアノを習ったことのない私は、「言語」と「造形」を選択しました。

筆記試験と違って、明確な採点基準のない実技は、誰でも不安になりますよね。

公式には具体的な採点基準が示されていないので、私はユーキャンの実技対策用の書籍「保育士実技試験合格ナビ」と、ネットで情報を集めました。

以前は、ネット上に「ジェスチャーを入れると落ちる」という情報が出まわったことがあったそうです。

でも今は、「適度な身振り手振りをいれること」となっていますので、まったく身振り手振りを入れないのはNGだと思います。

問題は、どの程度が「適度」か、という点ですね。

「言語」のストーリーはパクリで良い?

「言語」は、『大きなかぶ』『桃太郎』『3匹のヤギのガラガラドン』『3匹のこぶた』の4つのお話の中から1つ選んで、3分間で素話をします。

素話というのは、本も道具も何も使わず、お話をすることです。

絵本や人形などを持ち込むと、即失格になります。

4つのお話の中では、『大きなかぶ』が人気のようです。やはり、大きなかぶを引っ張る場面や、見事に引っこ抜けた瞬間は、盛り上がりますよね。

でも、私はちょっとへそが曲がった人間なので、『大きなかぶ』ではなく、『桃太郎』を選びました。

話が壮大すぎて3分に収まるかな? という不安はありました。

が、子供のころからよく知ったお話なので、もし緊張して忘れてしまっても、何とかなると思ったからです。

お話を決めたら、3分に収まるように原稿を作りますが、これにけっこう時間がかかりました。

実は、購入したユーキャンの本「保育士実技試験合格ナビ」に、模範的原稿が載っていました。

これってどうなの? 市販の本の原稿を、そのまま使うのはダメなんじゃないの? と思いますよね。

いろいろ調べると、なんだか大丈夫みたいです。

というか、丸パクリした方が良い点が取れたかもしれません。

でも私はへそ曲がりなので(笑)、自分で原稿を作ることにしました。

それに万が一、丸パクリはダメとなったら、悔しいですからね。

でも、試験が終わった今となっては、試験官さんたち、本当はストーリーなんか聞いちゃいないのではないかと思っていますが。

というのも、Twitterなどで、登場人物を一人抜かした、とか、重要なエピソードを飛ばした、という方たちも、けっこう高得点を取っている場合があるらしいからなんです。

原稿にそんなにがんばらなくても良かったのかも。

上手いか下手かは重要ではない?

まあ、とにかく私の場合は、自分で原稿を作って、話してみて、タイムオーバーしたら削って、という作業を繰り返し、なんとか3分に収まるようにしました

時間に関しても、ネット上の情報はいろいろで、時間が余るのは良いけど、オーバーしたらダメ、という方が多かったですね。

オーバーしても合格したという方も多数いたので、3分でピタッと、にもそれほどこだわる必要はないみたいです。

ただ、オーバーした場合、話の途中ですが、時間が来たらそこでやめないと注意を受けるようです。

これは、「言語」だけでなく、「音楽」にも「造形」も言えることだと思いますが、保育士試験の実技では、「技術」はたいして求めていませんね。

「造形」のほうが分かりやすいと思いますが、「保育士試験 造形」で検索すると、たくさんの保育士試験再現画や、練習画が出てきます。

上手な方ももちろんたくさんいるのですが、失礼ながら、それほどでもないかな? という方も合格しています。

逆に、前述しましたが、プロのイラストレーターの方がギリギリの点数しか取れなかった、という例もありました。

つまり、上手い下手はあんまり関係ないということです。

完璧だ!と思ったのに…

アナウンサーであれば、3分でピタッと話を終えるのは重要なことかもしれません。

でも、保育士はアナウンサーではないので、実際には少し時間が余ってしまったら、「みんな、どうだった~?」と感想を聞いても良いです。

時間が足りなかったら、30秒くらいオーバーしても、ほとんど問題ないでしょう?

だから、ピタッと3分で終われない方も、まったく心配する必要はないと思います。

それで、私の場合はどうだったかというと、ピタッと3分で終わりました(笑)。

感情をこめて語り、身振り手振りをたくさん入れて、登場人物ごとに声も変えて。

目線は試験官を見てはいけないと聞いていたので、ちゃんと白黒で描かれた子どものイラストを見ました。

もちろんそれ以外にも十数人子どもがいると想定して、ゆっくりと見まわし、語りかけるように。

言いよどみも言い間違いもなく。そして、「お・し・まい!」とにっこり笑ったところで、ピピピピピッツ。

完璧~。

低得点の原因を自己分析してみた

で、試験の結果はどうだったかというと、31点。

30点以上が合格だから、ギリギリ合格。

笑えます。

完璧と思ったけど、落ちたという方が、挨拶を忘れていた、という動画を見ていたので、もちろん、入るとき、座るとき、出る時と挨拶も丁寧にしましたよ。

う~ん。

合格したからまあ良いのだけれど、減点の原因は何だろう? 

やっぱりやり過ぎたのかな?

一所懸命なあまり、技術に走りすぎちゃったかもしれません。

「言語に関する技術」とか言っているけれど、求めているのは技術ではなく、保育士としての姿勢でしょうか

「言語」に関して言えば、ピタッと3分で終わるとか、情感たっぷりに語るとかよりも、

  1. 大きな声ではっきりと
  2. 3歳児にもわかりやすいようにゆっくりと
  3. 明るく元気に楽しそうに。
  4. 身振り手振りは控えめに。
  5. 目線は試験官ではなく想定した子供に向けて(子どもの絵は2人分しかありませんが、想定では15人くらい)。

以上が重要なポイントかなと思います。

もちろん、挨拶はちゃんとしましょう。

普通の面接を受ける時みたいな感じですね。

でもまあ、ちゃんと挨拶して、一所懸命やれば、少々ミスしても合格するんじゃないかなと思います。

言語で落ちる人が多いという情報もあるので、油断できませんが。

「造形」は意外と合格しやすい?

先ほど、「造形」を選択する人が少ないと書きました。

少なくとも、私が受けた会場ではそうだったのでした。

皆さんが「造形」を避ける一番の要因は、当日までお題が分からない、という点だと思います。

「音楽」は課題曲が分かっているし、「言語」もお話が決まっていますから、事前準備がしやすいですね。

ところが「造形」は、どんなテーマが出題されるか当日まで分からないから、メチャクチャ不安ですよね、分かります。

それでも私が「造形」を選んだのは、私が短大で造形美術を専攻していて、自分としては絵が得意分野だったことが大きいですが、何より、絵は当日、描けないということはない! と思ったからです。

ピアノは、もしかしたら当日緊張して、間違ったらもう弾けなくなる怖れがあります。

そうしたらやはり不合格になると思います。

「言語」は「桃太郎」だったので、原稿を忘れてもストーリーは覚えているから、何とかなるかなと思いましたが、リスクはあります。

「音楽」「言語」「造形」の中で、絵のうまい下手に関わらず、一番安定して合格を勝ち取れるのが、実は「造形」ではないか、と思うんです。

2021年前期「造形」試験の絵を再現してみた

2021年前期の「造形」実技試験で描いた画を再現してみました。

試験で描いた絵を再現してみた。色はスキャンによってだいぶ違ってしまっているが。

出題は、こうでした。

[問題]

【事例】を読み、次の4つの条件をすべて満たして、解答用紙の枠内にその情景を描きなさい。

【事例】

H保育所の4歳児クラスの子どもたちは、園庭で砂遊びをしています。子どもたちは、シャベルやスコップを使って穴を掘ったり、水場から水を運んで川や池を作ったりして保育士と一緒に楽しく遊びました。

[条件]

  1. シャベルやスコップなどの道具を使って、砂遊びを楽しんでいる様子を描くこと。
  2. 園庭での砂遊びの様子がわかるように描くこと。
  3. 子ども3名以上、保育士1名以上を描くこと。
  4. 枠内全体を色鉛筆で着彩すること。
表紙をめくると↓
実際の問題用紙。右下には、条件をイメージした下絵を描いている。

保育園の場面を幾つか想定して練習

お題が分からないのは確かに不安ですが、保育園の生活の一場面を描く出題なので、ある程度は想像がつきます。

保育園において、いくつか考えられそうな場面を想定して、練習するとよいと思います。

動物といわれて描いた絵がたとえ恐竜にしか見えなくても、全然OKだと思います。

気にせずにチャレンジする気持ちがあれば、大丈夫だと思います。

ネット上の情報ですが、以前のお題で、お年寄りが指定され、描いたことがなくて手間取ってしまったという話がありました。

で、その方は時間内に絵を完成できず、不合格になってしまったそうです。

こういうときは、お年寄りをちゃんと描こうと思わないこと。

保育士を描く練習はしているはずですから、大人を描いてしわを入れたり髪をグレーにしたりすれば良いのです。

そうすれば、一応お年寄りっぽくなりますので、臨機応変に。

いやいや、全然お年寄りに見えない、しわのある若い保育士の顔でしょ、と思っても気にしない。

時間内に仕上げることが大事です。

当日出されたお題に沿った絵を、下手でも時間内に仕上げる。

これができれば、「造形」は合格できると思います。

まずは、お題で示された、さまざまな条件を見逃さないことが大事です。

たとえば、園児が3人、と書かれているのに、2人しか描いていなかったら、やっぱり落ちるかもしれません。

後ろ向きの人物は一人にカウントされないのではないか、という噂があるので、顔が見えるように描きましょう。

使っているおもちゃが指定されていることもあります。

45分で描き切る練習を必ずしておく

そういうことをちゃんと押さえるのは大前提ですが、意外に難しいのが、45分間で描き切る、ということです。

これはもう練習するしかありません。私も最初は、1時間かかりました。

早く描くためのポイントはいくつかあります。

まずは、保育士の服装や髪形、子供の服装や髪形も、3人分くらいを使う色も含めて決めておくといいです。

色選びに悩む時間が短縮できます。

同じように、背景も、室内と園庭などは、パターンを決めておくと時間の短縮になります。

色鉛筆の選び方でも、色を塗るスピードに違いが出てきます。

詳しくは、「保育士の実技試験「造形に関する技術」対策、注意点、おすすめ色鉛筆」を参照してください。

【関連記事】おすすめ色鉛筆ランキングTOP5【保育士「造形」試験合格者が選ぶ】>>>

同じ色を2本準備しておく

本番で色鉛筆が折れたら、鉛筆削りで削ることができますが、時間をロスります。

もったいないけれど両端を削っておくか、同じ色を2本持つとよいです。

色数は12色から24色くらいと決まっていますが、持ち込む本数には制限がありません。

私は、練習中に折れたことがなかったので、よく使う色は別の2軍の色鉛筆で近い色を持って行きました。

結局、用意した色鉛筆は以下のとおり。

が、練習していくと使う色がだんだん絞られてきて、最終的には20本くらいになりました。

本番では、その20本を取り出しやすく、タッパーのケースに入れました。

ステッドラーの元箱には船の絵が描かれていました。

人物や動物の絵が描かれたケースは不可とのことで、船なら大丈夫かもしれませんが、念のため元箱は使いませんでした。

2軍の色鉛筆をゴムでまとめて一束、さらに24色のなかで使用しなかった色を一束にまとめて持っていきました。

練習では使わなくても、意外なお題が出た時に使う可能性があるからです。

試験会場は大妻女子大学の千代田キャンパスでした。

大学の講義用の机は狭くて、色鉛筆を広げるのは大変かなと思いましたが、コロナ対策で椅子一つおきに座るようになっていたので、ほぼ3人分のスペースを一人で使えました。

その点はラッキーだったかな。

前後の人たちは、3人掛けの机の両端に2人でした。なるべく距離が取れるよう、2人、1人、2人と、互い違いに座るようになっていました。

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\筆者イチオシの色鉛筆/

私自身が使ってみて良いと思った色鉛筆は、サンフォードカリスマカラーです。少々値が張りますが十分その価値がある品です。

柔らかく伸びがよく、発色がきれいで、素早く塗れるので保育士実技試験に最適な色鉛筆です。

筆者も最初は安い三菱色鉛筆から入り、次はステッドラー、最後はこのカリスマカラーに行き着くというよくあるパターンを踏んでしまいました。

結局かえって出費が増してしまい、最初からカリスマカラーを買えば良かったと反省しましたが、練習用には主に三菱などの安い色鉛筆を使い、試験直前の練習と本番ではカリスマカラーを使うという方法をとりました。

\他に筆者が購入した色鉛筆/

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「造形」試験は画力が重要ではない

令和3年前期の「造形」課題は、砂場で水遊びでした。川や池を作る、スコップなどを使うという指示もありました。

「造形」の課題は、現在のところ、過去に出た問題は出題されていません。

それで、もしかしたら砂遊びは来るかも、と思って練習していました。

水遊びは想定していなかったので、練習していなかった水場を描きました。

水場に見えるか? 謎でしたが、気にしない、気にしない。

水が出ているところとバケツを描けば、水場だよ。

時間はやはりギリギリで、練習より少し色塗りが雑になってしまったかもしれません。

とにかく描き上げることを念頭に、描き切りました。

結果は41点です。

保育士試験の実技は、40点以上なら、そう悪くはないそうですが、造形美術コースの卒業生としてはどうなの? 45点くらい取れなきゃ恥ずかしいんじゃないの? と自分に突っ込み!

でも、まあいいや。合格、合格。

「造形」も勉強して、また受験して思ったのは、やはり技術じゃない!画力じゃない! 「造形に関する技術」という試験だけど。

「造形」で合格するポイント

「造形」で合格するためには、

  1. お題に沿った絵であること。
  2. 時間内に塗り残しのないように完成させること。 
  3. 保育士と子どもの関りを描くこと。目線、立ち位置など(ここ重要です)。
  4. 明るく楽しそうな絵であること。

これができれば、たとえ絵が下手でも、合格できると思います。

時間との勝負ですが、45分以内に描き切ることは、練習さえすればだれでもできます。

塗り残しがあったけれど合格したという方もいましたが、塗り残しの程度にもよりますし、やはり描き切ることは重要だと思います。

練習の時に45分間で描けるようになっていれば、本番で緊張しても、大きく失敗することはあまりないです。

思いがけず不合格だった、ということが少ない科目だと思います。

コロナで中止、会場が停電で延期という苦難を乗り越えて

さて、私の保育士試験は、令和2年の前期試験がコロナで中止、令和3年前期試験はフォーラムエイト組で延期。

終わったはずの筆記試験の勉強を1か月も余分に続ける羽目になりました(自己採点では合格圏でした)。

実技対策がその分短くなってしまったりといろいろありましたが、なんとか令和2年の後期試験と令和3年の前期試験の2回目で無事に終了しました。

フォーラムエイトの玄関で追い返されてトボトボ帰る時は、神様が保育士試験やめろって言ってるのかな~なんて思ったりもしました。

保令和3年前期の実技試験が厳しかったという噂もあります。

令和2年の後期試験が、コロナの為に、「音楽」が中止となり、1科目になったので、例年よりも合格者が多かったせいだ、とも言われますが、さて、どうなんでしょう?

とにもかくにも、合格された方、おめでとうございます。

残念だったけど後期に再受験する方、これからチャレンジする方には、私の体験が、少しでも参考になったら嬉しいです。

まとめ

保育士試験の実技試験には、「音楽」「言語」「造形」がありますが、最も落ちるのが言語だと聞きます。

「言語」は「お話」で、誰でもできることから人気が高いのですが、実は、これが意外に手ごわいのです。

「言語」は、課題の中から「桃太郎」を選び、3分に納まるオリジナル原稿を作り、何度も練習しました。

試験当日、感情をこめて語り、身振り手振りをたくさん入れて、登場人物ごとに声も変えて、しかもピタッと3分で話し終えました。

完璧!と自信があったのですが、採点は31点。

最低合格点より1点多いだけという結果でした。

技術に走りすぎてしまったのかもしれません。

「言語」のポイントは次の5つです。

  1. 大きな声ではっきりと
  2. 3歳児にもわかりやすいようにゆっくりと
  3. 明るく元気に楽しそうに。
  4. 身振り手振りは控えめに。
  5. 目線は試験官ではなく想定した子供に向けて(子どもの絵は2人分しかありませんが、想定では15人くらい)。

次は「造形」。

「造形」は比較的に合格しやすい感じがしますが、それなのに人気がないのは、お題が当日に発表されることと、45分以内に仕上げなければならない時間制限があるためだと思われます。

しかし、これは保育園におけるシチュエーションを幾つか想定して45分以内に完成させる練習を重ねることで何とかクリアできます。

「造形」のポイントは、次の4つです。

  1. お題に沿った絵であること。
  2. 時間内に塗り残しのないように完成させること。 
  3. 保育士と子どもの関りを描くこと。目線、立ち位置など(ここ重要です)。
  4. 明るく楽しそうな絵であること。

「造形」で意外と大事な要素は、「色鉛筆」選びです。

「弘法は筆を選ばず」という諺(ことわざ)がありますが、弘法大師のような書の達人はともかく、凡人は筆(道具、ここでは色鉛筆)を選びます。

許される範囲で最大限の良い色鉛筆を選び、試験に臨むのは、技術面のみならず精神面においても、けっこう重要なことと言えるでしょう。

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