[ベビーシッター]とは? 必要な条件・資格、仕事の内容、メリット/デメリット

近年、保育士がベビーシッターに転職する例が増えていると言われます。

それはなぜなのでしょうか。

「ベビーシッター」とは何か、必要な条件・資格はあるのか、仕事の内容、メリット・デメリット、給与や待遇などを解説し、その理由を探ります。

目次

「ベビーシッター」とは?

保育士から「ベビーシッター(babysitter)」へ転身をする人が増えていると言われています。

「ベビーシッター」とは、保護者から依頼を受け乳幼児の世話をする人のことで、特に公的資格は必要ないため、時々、事件や事故が発生してニュースになっています。

そうした事故や事件を防ぎ信頼を得るため、民間の資格は以下のように存在しています。

ベビーシッターの民間資格

2020年現在、日本にはベビーシッターの国家資格はなく、民間資格のみが存在する。

2000年(平成12年)から、公益社団法人全国保育サービス協会が在宅保育(個別保育)のプロとして、ベビーシッターの専門性を高めるために「認定ベビーシッター」資格を付与する資格認定制度を行っている。

取得方法は2つあり、ひとつは協会主催の研修会を受講し、認定試験を受ける方法。もう一つは「認定ベビーシッター資格取得指定校」として協会が指定した保育士を養成する学校において、保育士資格取得のための指定科目のほかに「在宅保育」に関する科目を履修し単位を取得し、卒業(卒業見込みを含む)すると「認定ベビーシッター」資格が付与される。

株式会社ポピンズが、社内向けの事業としてやっているポピンズナニースクール(教育ベビーシッター養成講座)」と、その修了者を認定する、「ポピンズナニー検定」がある。

これはイギリスのナニー養成校として知られたノーランド・カレッジの養成プログラムを基礎にしたものである。「ナニー」という呼び名は、ノーランド・カレッジを卒業したベビーシッターの呼び名である。

一般財団法人日本医療教育財団が行う「ベビーシッター技能認定」、日本チャイルドマインディング&エデュケア協会(ACE)認定「ベビーシッター」など、通学・通信講座を受講することで認定を受けることができる。

NPO法人日本チャイルドマインダー協会は、子育て支援員の養成を行っている。

出典:Wikipedia

こうした背景から、国家資格である保育士資格を保有する人は、保護者からの信頼を得やすいため、「ベビーシッター」の仕事を得るのには有利と言えます。

ですから、保育士からの転職を考えているという方は、「ベビーシッター」への転身も一つの選択肢と言えます。

ベビーシッター資格講座>>>

「ベビーシッター」になる方法は主に2つ

「ベビーシッター」の仕事は、特別なコネでもない限り、主に次の2つの方法で得ることになります。

  1. 事業者に申し込み、所属するベビーシッターが派遣される方法
  2. マッチングサイトを通じてベビーシッター個人に利用者が直接依頼する方法

つまり、ベビーシッターの仕事を探す人は、事業者かマッチングサイトに登録することになります。

保育士が「ベビーシッター」の仕事をするメリットとデメリット

保育士が「ベビーシッター」に転職するメリットは何でしょうか。

保育士のメリット

  • 保育園など集団保育の場と違い、「ベビーシッター」は1対1で子どもと接するため、子どもの気持ちをよりていねいにくみ取ることができるので、きめ細やかな保育ができるのが魅力
  • 自分の予定に合わせてシッティングのスケジュールを決めることができるので、仕事とプラーベートの時間が比較的自由に使い分けられる。
  • 保育士資格や、保育士勤務で子供と接した経験、保護者対応の経験は専門スキルとみなされる。
  • 保育士の資格と経験は、乳幼児を預けたい保護者にとって信頼感があり魅力
  • 時給が高いため月収が保育園勤務時を上回る可能性もある。

世の常で、物事には必ず表裏があり、メリットがあれば必ずデメリットがあります。

保育士のデメリット

  • 1組の親子(子どもと保護者)を相手にするので相性の善し悪しが問題となりやすい。
  • 自分のスケジュールを優先させてしまい月収が低くなる。

「ベビーシッター」の気になる給与・待遇

「ベビーシッター」の求人を、ネットで探してみました。

東京勤務の一例

雇用形態業務委託
応募条件保育士資格
給与時給1,500円~2,000円 深夜・早朝は+375円/時給
就業時間6:00~23:00の間で訪問先によります。(ご対応可能な場合はお泊り保育等をお願いすることもあります。)※平日週1日3時間~OK 勤務日は自分で決めることができます。
仕事の内容・ご自宅やご指定の場所(近隣の公園、施設など)でのお子様のお預かり
・保育園、幼稚園、習い事への送迎
・保育の合間に簡単な家事のお手伝い(お子さまの食べた食器洗い、洗濯物の取り入れ、など)
・イベント等の企画、及びイベントでの集団保育
・保育園の保育補助
転職求人サイト「Indeed」より

埼玉勤務の一例

雇用形態業務委託
応募条件保育士資格
給与時給1,020円~2,500円 (経験・能力による)平均時給は1,300円
[1]夜間勤務/17:00~翌7:00:時給+400円
[2]早朝勤務/7:00-9:00:時給+500円
[3]オプション料金/1勤務(ex)家庭教師(+1000円)、家事・沐浴(+600円)
[4]保育士資格・幼稚園教諭・小学校教諭:時給+100円、子育て支援員:時給+50円
[5]感染症(インフルエンザ等)対応:時給2500円
[6]病児対応:時給+500円
就業時間6:00~23:00の間で訪問先のご希望とナニーのご都合により決定。
1日3時間から勤務可能。
完全自由シフト制。シフトはアプリから簡単に登録。
仕事の内容個人宅にてお子様のお世話や、保育園・幼稚園・習い事への送り迎えを行います。
転職求人サイト「Indeed」より

【転職サイト】[登録無料]保育士の就職・転職サイト14& 学童・児童館の就転職サイト1[15社比較表]>>>

厚労省の「ベビーシッターなどを利用するときの留意点」

マッチングサイトガイドライン適合状況調査サイト

厚労省Webサイトから得られる「ベビーシッターなどを利用するときの留意点」や「子どもの預かりサービスのマッチングサイトに係るガイドライン」 、「マッチングサイトガイドライン適合状況調査サイト」のリンクを下に掲載します。

子どもをベビーシッターに預けよう考えている保護者は、子どもを事故や事件から守るため、必ずこれらの内容をチェックしましょう。

また、ベビーシッターに転職しようと考えている保育士の方にとっても参考にもなりますので、一読されることをおすすめします。

ベビーシッターなどを利用するときの留意点」より(リーフレット版〈PDF版〉)

子どもの預かりサービスのマッチングサイトに係るガイドライン

マッチングサイトガイドライン適合状況調査サイト

まとめ

「ベビーシッター」とは何か、必要な条件・資格はあるのか、仕事の内容、メリット・デメリット、給与や待遇などを解説しました。

近年、保育士のベビーシッター転職が増加傾向にあると言われていますが、その理由についても触れました。

「ベビーシッター」の仕事は、特別なコネでもない限り、主に次の2つの方法で得ることになります。

  1. 事業者に申し込み、所属するベビーシッターが派遣される方法
  2. マッチングサイトを通じてベビーシッター個人に利用者が直接依頼する方法

事業者に申し込む場合、雇用形態は「業務委託」となります。

いずれにしても時給は高くなりますが、自由度が高いため、かなりの月収を得られる人もいれば、保育園の給与よりも低くなる人もいます。

社員ではないので福利厚生も得られません。

1人の子どもとその保護者を相手としますので、相性や価値観がひどく異なると関係が難しくなることもありますが、逆に相性が良くて信頼を得ると、給与などの待遇面も改善され、長いおつきあいになることもありえます。

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